天国は、幼な児のような者の国である
2025-06-19


Jesus said, “Let the little children come to me, and do not hinder them, for the kingdom of heaven belongs to such as these.”

するとイエスは言われた、「幼な子らをそのままにしておきなさい。わたしのところに来るのをとめてはならない。天国はこのような者の国である」。(マタイによる福音書 19:14)

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これは、イエス・キリストが弟子に教えを述べているところに、誰かが子供を連れてきたのを、弟子が子供はじゃまだという態度を取った時のイエスの言葉です。

さらに、イエスは、天国に入るには幼な子のように、素直に神を信じなければならない、と述べている。

霊的には、魂が霊界を離れて時間がたたない幼児は、まだ、霊的なつながりを霊界にもっており、この世でも神様の支配が行われていると考え、素直に神様のことを信じる。しかし、子供が成長し、この世では悪魔の影響力が強いことを学ぶと、徐々に神様のことを忘れる。

それでも、再び死後、霊界に入ったときに、神様の支配を素直に受け入れる者でなければ、天国には受け入れられない。この世で、悪魔による影響を受けた後に後悔し、再び、神様の支配を喜ぶような人間にならないと、天国には受け入れられない。だから、西洋の聖画では、天使は幼児の姿で描かれている。

日本でも、負うた子に教えられ、という諺がある。親が背中に背負った子供に、道の様子を教えられ、危険を避けることができるという意味です。また、まだ、霊界の霊能力を持っている子供は、大人には見えない危機を見ることができる、という意味でもある。

これは、この世は神様が霊界から、言葉と想念を使ってこの世を生み出したという神学に通じる。霊界にいる魂は、この世に赤ん坊として生まれる。しかし、霊界では霊能力を持って生きているので、赤ん坊の間は、霊能力を使おうとする。ところが、物質世界では霊能力は直接的には働かない。やがて、物質的法則を学び、さらに、悪魔の影響力が働いていることを学んで、子供は霊的な力を失う。そして、この世に適応しようとする。子供時代の考えは、全て幼稚だと考える。そうして、やがて世慣れた大人になる。しかし、イエスは、人間の原点の幼な子の精神に戻らなければ、天国には入れないと教えている。

人間が成長するにつれて学ぶことは、ほとんどが悪魔の教えです。神様の教えは役に立たないとして軽んじられる。そして、ほとんどの人間が拝金主義になる。カネを神のように崇める生き方をしている。そして、神様の怒りを買い、死後は天国から締め出される。

逆に、幼な児の心を失わない者は、神様への尊敬を忘れず、カネより神様の教えを選び、カネの力ではなく、霊的な力で生きることができる。また、神様もそのような人間には天使をおくって救う、守護霊の形で助けが来る。霊的な恵みでこの世を生きることが出来れば、真の幸福を感じるものです。いくら、カネや富を持っていても、霊や精神は満たされないが、神様からの恵みを感じれば、霊も心も充足する。

死後の世界を考え、霊界の存在を信じ、自分に魂があることを自覚すれば、幼な児のように素直に神様の存在を信じるようになる。その心が、人間が救われるのに必要だということです。

実際、臨死体験をして、霊界を見た人は、幼児のように素直に神様の存在を信じるようになる。この世は、悪魔の影響下にあることを悟る者もいる。そうすれば、幼児の心の貴さが理解できるようになる。
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