2025-05-05
「あなたがたのうちで、自分の息子か牛が井戸に落ち込んだなら、安息日だからといって、すぐに引き上げてやらない者がいるだろうか。」(ルカ14:5)
Then he asked them, “If one of you has a child[a] or an ox that falls into a well on the Sabbath day, will you not immediately pull it out?” 6 And they had nothing to say.
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これは、当時の安息日にはユダヤ人は休まなければならない、というユダヤ教の教えに、敢然と挑戦したイエスの姿勢を表している。安息日の定めに反対したのではなく、安息日だからと言って安息日に人助けすら禁止しようとする、当時の宗教家たちの横暴、欺瞞に反対したのです。しかも、その陰で宗教の権威者は安息日にも、人々からどのようにしてカネを搾り取るかを相談し、画策し、陰謀を行っているのを、イエスは責めたのです。
要するに、当時の宗教家たちは、宗教の権威を傘に着て、人々の生活を規制し、カネを絞り取ろうとしていたということです。これは、今も宗教国家と呼ばれる体制では同じことが行われている。たとえば、イスラム教世界や北朝鮮、中国、ロシアなどの専制主義国家では、イデオロギー的に国民を支配しようとしている。要するに、表現の自由も、思想の自由も認めない体制が続いている。他方、欧米・日本などの民主主義国家では、過去の歴史的反省から自由を尊重する体制が取られている。特に、宗教は個人の心の問題として、自由が認められている。
日本でも、戦前は天皇を中心とする、専制主義体制だった。天皇の悪口を言えば、逮捕され、天皇を批判すれば、裁判にかけられるのが戦前の日本だった。そして、天皇の名において戦争が実施された。戦後も、天皇家を頂点とする体制に変わりはない。これでは、日本は真の平和国家になったとは言えない。天皇が「戦争やむなし」と言えば、日本は戦争を始めるような精神風土に変わりはない。真の平和活動とは、現天皇家を廃止することを意味する。そして、新たな天皇家か王家を立てるか、大統領制を採用するしかない。しかし、日本の国民にはまだそのような深い歴史的反省は見られない。
勿論、現天皇家の人間は、日本国民として主権者の地位を与えられる。今の体制は、国民が主権者であり、皇族は国民以外の特殊な日本人であるということになっているが、神の下では人間は全て平等だというイエスの思想に反している。これでは、皇族も不幸であり、天皇家の宗教的権威を利用しようとする者が後を絶たない。そもそも、現憲法はアメリカのキリスト教的民主主義に基づいており、天皇神道に従う天皇体制とは相容れない。日本国民もイエス(神様)を取るか、出自の不明確な天皇を取るかを、必ず迫られる時が来る。
いずれにしても、宗教的な権威を悪用する者は、2千年前のイエスの時代から跡を絶たない。これは、今でも通用する警告なのです。特に、80年前までは、天皇神道で戦争をして、原爆まで落とされて敗戦した日本では、真剣に考えるべき問題です。
要するに、宗教を悪用する人間が多すぎる。悪魔はどの宗教団体にも(天皇神道にも)入り込む。心霊主義にも悪魔が入り込む。しかも、悪魔に取り付かれた人間は、そのことを意識できない。彼らは、神様に使える気持ちで悪魔に仕えている。だから、そのことを理解しないと、戦前の日本の天皇神道という宗教による国民支配を理解できない。
今も、そのような天皇神道による国民支配の動きはあるが、それを抑えているのが、欧米のキリスト教なのです。ところが、欧米のキリスト教自体が腐敗・堕落の道を進んでいる。だから、日本人は独自にキリスト教を研究し、発展させる必要があるのです。
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